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しがみつきにくる子がいる 沖縄・名護のこども食堂
湯浅誠  | 社会活動家・法政大学教授
(Yahoo!ニュース 2017年8月30日)

●基地で揺れるこの街にも

沖縄県北部の名護市。
米軍基地建設で揺れるこの街にも、こども食堂はある。
「こどもいちば食堂」

その名の通り、名護の市営市場の中にある。
沖縄の市場は、生鮮鮮魚の小売や食堂が集まるショッピングセンターのような場所。卸売りはしていない。
●高級ホテルスタッフがお手伝い

土曜日の朝、10時前に到着すると、すでに調理作業は始まっていた。
ビシッとしたシェフスタイルの人たちが材料を切り、その周りに子どもたちが群がる。

あとでわかったが、このユニフォームの人たちは、高級ホテル、ザ・リッツ・カールトン沖縄の調理スタッフだった。どうりで、立ち姿が玄人っぽい。

●自分でおにぎりを作れるように

開設から1年。ここでは「子どもも一緒に、イチからつくる」ことを大事にしてきた。
代表の新里善彦(しんざと・よしひこ)さんは言う。
(続き)
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