記事クリップ

子ども食堂に大学も一役 専門性生かし悩み相談
進学意欲刺激、信頼も育む
(西日本新聞 2017年09月11日)

 社会福祉士や臨床心理士を養成する福岡県内の大学で、学内施設を活用した子ども食堂の開設が相次いでいる。運営の中心は学生たち。無料の学習支援教室に通う子どもなどへの専門性を生かした支援と同時に、学生の将来を見据えた学びにつなげる狙いもある。

 筑紫女学園大(福岡県太宰府市)が8月10日、学内で開いた子ども食堂には県内の中学生12人が参加。社会福祉士を目指す人間科学部の学生らが世話役を担った。食の交流に併せて、子どもに進学への意欲も高めてもらおうと企画した。

 イベントは午前からあり、学生たちは食事の前に学内を案内し、大学での授業の様子や時間割を紹介。同学部3年の三砂侑子さん(21)は、自身も利用する奨学金制度などの支援制度について説明し「夢に向かって頑張りたいという気持ちがあれば制度を使ってみてください」と呼び掛けた。
(続き)
 ↓↓↓