「生活ぎちぎち」「進学負担減らして」 貧困家庭7割 塾・習い事断念
(東京新聞 2018年2月14日)
(東京新聞 2018年2月14日)
経済的な理由で子どもが諦めた経験を保護者に聞いたところ「塾・習い事」が約69%、「海水浴やキャンプなどの体験」が約25%、「お祝い」が約20%、「部活動」が約14%-。経済的に苦しい家庭の子どもを支援する公益財団法人「あすのば」(東京都)が昨年10~12月、同法人の入学・新生活応援給付金を受けた高校・大学生世代の子ども本人のほか、小学生から大学生世代の子どもを持つ保護者に調査した結果、経済的な理由でさまざまな経験を諦めたことが分かった。
調査結果によると、世帯ごとの勤労月収について、多い順に並べた真ん中(中央値)の世帯で手取り十一万四千円、年収は百三十九万二千円だった。約76%の世帯が貯金五十万円未満と回答した。高校生の三割強がアルバイトをしており、週平均約三日、一日平均四・六時間働いていた。アルバイト代はスマホ代のほか、学校の費用や家庭の生活費などに充てた。
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