記事クリップ

●「理想の貧困」に苦しむ…リアル当事者 スマホもライブもダメなの?「服装、むしろ気をつかうのに」
〜理想の貧困(1)
(withnews 2017年11月01日)
 貧困当事者だという人を「お前は貧困じゃない」と批判する「貧困たたき」で、ずっと気になっていることがあります。たたく人は、頭の中に「これが貧困だ」というある種の「理想」があって、それに当てはまらないから怒るわけですよね。でも、その「理想」って、正しいのでしょうか? 貧困家庭で育った若者たちに、話を聞きました。
▼当事者に、集まってもらいました

 集まってもらったのは、首都圏の大学に通う男女5人。
 アオイさん(大学2年)、ミユさん(大学2年)、ユウタさん(大学4年)、ヒカリさん(大学4年)、メイさん(大学3年)。全員仮名です。
 5人とも、経済的に苦しい家庭で育ちました。
 日本の子どもの貧困率は、13.9%ですが、この5人が育った家庭の生活水準も、「貧困」と呼べるレベルです。

 「理想の貧困」と現実の自分たちとの違いについて教えてほしいとお願いしたところ、「いろいろ言いたいことがある」と、来てくれました。