記事クリップ

子どもの貧困率が減った! 何がどう変わったのか
湯浅誠 | 社会活動家・法政大学教授
(Yahoo!ニュース 2017年7月1日)

●子どもの貧困が「6人に1人」から「7人に1人」に

6月27日、厚生労働省が最新の貧困率(相対的貧困率)を発表した。

それによれば、今回(2015年段階)は、前回(2012年段階)に比べて、
全体で0.5ポイント(16.1%→15.6%)
子どもで2.4ポイント(16.3%→13.9%)
削減された。
厚労省「平成27年国民生活基礎調査の概況」)(以下出典はすべて同じ)

相対的貧困率が減少したのは2003年以来12年ぶりで、特に子どもの削減幅は2.4ポイントと、とても大きい。

17歳以下人口は約2000万人だから、約48万人の子どもたちが、この3年間で貧困状態から脱却できたことになる。

(続き)
 ↓↓↓