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 厚生労働省は18日、生活保護費を2018年10月から一部世帯で段階的に引き下げ、3年かけて国費計約160億円を削減すると発表しました。都市部の一部世帯などで最大5%の減額となります。生活保護世帯の子どもたちは、今までよりさらに厳しい状況に追い込まれます。
 こちらの記事には、生活保護費が引き下げられることとは、どういうことか、がまとめられています。

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生活保護基準の引き下げはやめてほしい
大西連 | 認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい 理事長
(Yahoo!ニュース 2017年12月15日)
◆生活保護基準の引き下げはやめてほしい


みなさんは、自分の生活費を来月から1割減らさなければならなくなったら、どうするでしょうか。
月収25万円の人にとっては2万5千円。月収15万円の人にとっては1万5千円。月収50万円の人にとっては5万円のカットになります。
もちろん、それぞれの負担感は違うでしょうが、ちょっと遊びに行くのを控えたり、節約したり、貯金をやめたり。

当然ですが、所得が低ければ低いほど、減らしてはいけないものを減らさなければならなくなります。
食事を減らしたり、エアコンの使用を控えたり、そもそも不要な外出をやめたり……。

この1割カットをもし、政府に強いられるとしたら、あなたはどう思いますか?
自分で働いて稼いだお金だから政府が関与するべきではない? 年金は自分が払ったものだから削減されるべきではない? では、生活保護はどうですか?

生活保護なら1割カットをしてもかまわないのでしょうか。

いま、日本で最も生活が苦しい人たちの生活水準を最大で1割程度カットしようという議論が佳境に入っていま。そもそもがギリギリの水準で生活している人の生活費をカットするというのは、正直、かなり厳しいことですし、僕は反対しています。